「殺せばいい」 「いいから早く見つけろよ」 言葉をなくす俺 喜咲は周りを見渡すと 「ターゲットの顔知ってんの?」 俺の顔を覗き込み言う 「知ってる」 「俺知らないんだよな…」 「俺と来い」 「…俺らは一緒にいたらだめなんだ…」 「誰が言ったんだよ」 「俺らは天使と悪魔だから…」 「関係ねーよ。俺は女の顔を知らねーんだから 見つけ様がねーだろ」 「でも…」 「ウジウジすんな!!嫌なら嫌って言えよ!!」 「…わかったよ…」