ポッケが出てきたのは、吸入機だった。

「これで少しは良くなるから」

私は、ためらう間もなく吸った。

少し発作が落ち着いた。

「ありがとう。ゼェー」

「一応、保健室行こう」

そう言い私をおんぶしてくれた。