ここは、いつもの病室じゃない。

朦朧とする意識の中考えた。

暫くして声が聞こえた。

「理帆…」

ゆっくりとまぶたを開ける。

「理帆、意識を落とすなよ。落ちたら死ぬから!」

凄い怖い顔で言う。

先生が一生懸命、処置してくれる。

しばらくして…

「理帆、熱は解熱剤で下がってるから。辛かったら言って」

「ありがと。」

もう何が起きたのか分からなかった。

解熱剤が切れて熱が上がりすごく危険な状態だったらしい。