気がついたら天井は、真っ白。

無数の機械の音が聞こえる。

「起きたか? 危険ゎ乗り越えた。でも油断できない。」

先生に「ありがとう」って言いたい。

でも、喉の管が邪魔で言えない。

「あ、ごめん。今、人口呼吸機外すな。最初辛いけどちゃんと息吸えよ」

そして管が取れた。

息をしたくても出来なくて過呼吸になった。

「苦しいな。ゆっくり呼吸して」

そう言って酸素マスクを付けてくれた。

少しすると呼吸が楽になった。

「落ち着いたな。熱計ろうか」

そう言って脇に体温計を挟み暫く待った

「ピピピピ」

「37.8か。まだあるな。解熱剤切れたらまだ上がるから。切れたら教えて。」

そう言い部屋を出た。