とっさに、手を離す桜田


「ううん、平気だよ」

「お前ら、最近おかしくねぇか?」

「え?」

「村木が入院してからよ

お前・・・

なんかおかしいぜ?」

「・・・」

「なぁ、なにがあったんだよ

俺ら、ダチだろ?

そんなの・・・水臭ェじゃねぇか」


「ゴメンっ

やっぱり、友達でも

言えない事もあるよ・・・

本当にごめんね?」

「別に、お前が謝ることはねぇよ

ホラ、授業が始まるぞ!

席に着けよ」

「そうだね」



いつまでも

うじうじしてられない

時は止まってくれないんだ

なにがあっても

動き続ける・・・


言おう、高岡や巡にも

話したいことが山ほどある

だから・・・


話し合おう