キミをもう一度抱きしめるよ



「わりぃ・・・

今は、無理なんだ。」


そう言って、高岡は

私の横を通り過ぎた



そして、やっとわかった



『私は見放された』っと



「っ・・・ウ・・ひっく」


泣きながら重い足で

ゆっくり、学校へと向かった




だが、高岡は

次の日も次の日も


私の前へとは現れなかった。



そして、巡とは

次第に距離が置かれて行った


お見舞いで来ても

巡とは、あまり会話がすることは無い。


大事なモノが2つも消えた


私は、もう


生きたくない・・・と初めて思った。