キミをもう一度抱きしめるよ


「えっ・・・あ、うん。わかったよ!」


少し、巡が困った顔をしたのがわかった


高岡も巡も


なにかを隠す・・・。








このとき、私はわかってなかった


2人は私のために

真実を隠してたのに


私は、全く気付かずにいた。






病院を出て、ゆっくり

学校へと歩き出した。


すると


私より少し前に

ボロボロの姿になった高岡の姿が視界に飛び込んだ


「た、高岡!!!」


全力で高岡の元へ走った


「!恋・・・歌。」


「どうしたの!?

こんなに・・・ボロボロの姿で」


手には内出血して

青紫色をしていた・・・