彼は、無言で

私の手を取り


自分の顔に近づける


彼の顔だけを見ても


顔が赤くなるのを感じる


「恋歌・・・

これから、キミの怯える姿を

見たくない・・・


だから、誓うよ



キミを絶対に守ると」



chu


「!」


彼は私の手の甲に

軽く口づけをしたことに気付いた



その瞬間

頭に血がのぼるのを感じる


彼は、クスリと笑いながら言う


「どうしたの?恋歌」



「そ、そ、そんな

真剣な・・・顔で

そ、そんなことを言われると


き、き、期待しちゃうじゃない!」


「期待、しちゃっても良いよ」


「!ば、バカァ!!」