「off course!」

「もちろんって意味だっけ?」

「そうだよ。」

「(しょせんコイツは

ケンカしか脳には無いか・・)」

「ねぇ、恋歌ってバカなの?」


「は?」

なにを言いだすんだ?

コイツは・・・


「まぁ、バカっちゃバカだけど

そういう、アンタはどうなのよ」

「一応、エリートコースを

走って来てたからね

それに、「アンタ」じゃなく

高岡和也な。」


え?

コイツがエリートコースを走る?

マジで?

あぁ、確かに

外見はチャラけてるけど

案外、頭良さそう・・・


ザッ


「?」


目の前には、道一杯に広がる

ちょーガラ悪そうな

ヤンキーらが立ってる。


「ホラ、お迎えが来てるよ

お嬢サン」


「えぇぇぇ!?

ちょっ、タンマ!

こんな人数・・・敵わないよ!

30人近く居るよ!」

「お嬢サンは、そこで見学でもどうぞッ!」

高岡は、敵陣に走って行った

私は、ただそこで取り残された。