キミをもう一度抱きしめるよ


「ねぇ、恋歌は

学校が楽しいと思う?」


「・・・全く全然

先生は、成績次第で

接し方を決める

それが、キライなんだ。」


「そっか・・・。」


「アンタはどうなの?

しょっぱなから

学校をサボって。」


「あぁ、俺?

俺はね、イケナイ男子だから☆」


さりげなく、ウィンクしながら言う。


「ふぅん」

「えっ?スルー?」

「うん。」


「あーあ

なんか、楽しいこと無いかなぁ?」


急に、高岡が言い出す

コイツの言うことは

予想が出来ない・・・


「楽しいこと?

なら、学校でケンカでも売れば?」

「それは

いつかやろうかなって思ってた。」


「あっ・・・思ってたのね。」