その時、 ガラガラガラ… とドアが開き 「先生、指が痛い…」 「この子、指にもろボールぶつけちゃって」 と、怪我をした生徒とその子の付き添いの生徒が保健室に入って来た。 僕はベッドに横になっているし、周り一面にはカーテンがあるため声しか聞こえないが その少し高い声からすると女子生徒だと言う事が分かった。