――ドキッ…













ん?ドキッ?

は?

何言ってんだ?




走りながら突然の体の異変に、戸惑いを隠せずにいた。


すると、階段を降りる途中









「ズガッ!!」



と見事なまでに段を踏み外し転ぶ。












「…っ痛」

「おい、大丈夫か?」


汰一が心配してこっちを覗き込んできた。








「…?


……お前、顔超赤いぞ。どうした?熱か?」


「!!

いや、あの…!!暑い!暑くて!!

…ハハ」


「ん、ならいいけど。
何かお前給食とか全然食ってなかったし、大丈夫かよ。倒れんなよ」


「お、おう!!」