「痛い、痛いです、文人さん!」 妄想していると、 頬を指でつままれて、 みょーんって伸ばされた。 抗議しても、今度はむにむにと揉まれた。 「やわっかいなー」 楽しそうだから、いいかなって思うけど、 でも、でもやっぱ痛いよ! どの位まで我慢してようか悩んでいると、 割とすぐに手が離れていった。 喋りやすくもなったから、 そこで俺は、さっきの疑問を口にしてみた。 「なんで顔、すっげ近かったの?」 「なんでだろうね?」 質問に質問で返された!