面を片付けて部室を出ると・・・


「優希〜!」

遠くで可愛い女の子が手を降る。

『希望!!』

あたしの双子の姉、希美。


体育会系で身長が男子より高い
あたしとは正反対で
料理部で部長をしている
ちっちゃくて可愛らしいまさしく
女の子!な希望。

走り方だって小走りで可愛い。


「試合見てたよ!
優希の敵じゃなかったね!」

『だろ〜♪
だけど海斗に相手が可哀想とか
言われてさあ?
んなもんしょうがなくね?』

「海斗くん悔しいんだよ。
自分は負けちゃったから・・・」

『あ〜!
あたしも男子と試合してえ!!』

「だめだよ〜!
優希は女の子なんだから♪」


こんなあたしを女の子扱いしてくれるのは
希望くらい・・・