優希はみんなとワイワイするのが
好きだからたまに順くんに
こうやって誘ってもらうのを
楽しみにしている。

『そういえば、優希は1年の人達は
知らないよね?』

「あ〜、そうだな。
前は練習で行けなかったからな〜」


腕立て伏せをしながら答える優希は
なんだか楽しそうだった。


『また筋肉ついた?』

「どうだろ?自分じゃあんま分からん。」


そういって鏡の前でつくるちからこぶは
細いけれど固かった。