小さな彼女とクールな彼氏

「着いたぞー!!」

にっこり笑った班長の肩は

少し上下に動いているだけ。

それに比べあたしたちは

「………はぁ…やっと…着いた…。」

「ゲホッ……おぇー…吐きそ…。」

「美姫おま…え…全然走っ……てない……だろ…。」

「へ…へへ…バレ………た?」

肩で呼吸をしている。

そう言ってもいいくらいだった。
「よし、入るぞ。」

もう呼吸を整えきった班長は

中に入ろうとする。

みんな班長の後ろについていく。

「ま…待ってよぉ…。」

いまだに呼吸を整えきれてないあたしは

少し遅れぎみでみんなの後をついていった。