一週間の逃亡



朝早くに起きる


こんなに早起きしたのは久しぶり


まだ外は暗い


そんな午前5時



看護婦さんに見つからないようにこっそりと抜け出す

とりあえず非常階段に行き、そこから外に出る


ここまできたらきっと大丈夫



「よし…」


「まだ油断すんなよ」

「うん」



夜勤の看護婦さんはいつ巡回するのかわからない

夜はちゃんと眠ってるから知るはずもない



病院の出口に向かって早歩きで進む


布団の中は毛布を丸めてカモフラージュしてある

きっとすぐバレるんだろうなぁとのんきに考える



そんなことを考えているうちに外への一歩目を過ぎた


「…やったぁ」


別にたいしたことはないことなのに

すごい感動と喜び