その反動で無意識に、 あまのお腹に手を回してしまった。 「・・・ごめんっ!!」 ギュッ―――! 「落ちたら危ねえから、 摑まってろよ・・・?」 「うっ、うん・・・」 あまの温かい体温を感じていると・・・ 「おい、着いたぞ」 え・・・もうっ!? 時間は9:07。 「は、早っ・・・!」 その速さに驚きながらも、 ヘルメットを外して返す。 「ありがとっ!」 「・・・ってめ、 反則だっつの・・・」 チュッ―――。 軽く触れるくらいのキスをされた。