和樹の手料理はすごく美味しかった

「美味しかった♪ごちそうさま」

「麻由美が喜んでくれてよかったよ」


和樹が嬉しそうに笑った顔は凄くかっこよかった



和樹の顔を見ながら別れ話はできないなぁ

別れ話をどうするか考えていると


「麻由美?どうした?」

心配顔の和樹

「なんでもない、大丈夫。
こんな時間だから帰るね」
時間を理由に帰ることにした

「えっ?麻由美?」

私が帰ると言った瞬間驚いた顔の和樹が来た

「今日は楽しかった。
和樹の手料理も美味しかった。
和樹、今までありがと」

玄関で靴を履いて後ろを向き和樹に最後のセリフを言ってから、
和樹が何かを言う前に家を出た