「もしかしたらボロ出してくれるかもしれないじゃん!」
自棄になりかけている私に向かって華代は、
「嫌いって言ってボロ出すような奴、普通に考えてこの世のどこにも居ないでしょ。
居るとしたら、あんたみたいな奴。
……本当にバカだね。」
ご丁寧に無駄に的確な分析と無駄にしっかりした説明をしてくれた。
それに加えて、本当にバカだね、そう言われ更にムキになる。
……学年トップクラスの奴にこんな事言うべきじゃなかった。
ダメ出しされるのは分かってたのに。
……こうなったら、華代を見返すためにも、絶対に、絶対に千草の弱点見つけてやるんだから…っ!!


