「ふぇ…っ」 泣き崩れたあたしを空が優しく包み込む。 ありがとう…ほんとにありがとう、空。 あたしは空に今日、自分が思ったことを全部話した。 「あたし…みんなのやくに何か立てないのかな?」 ため息をつきながら窓のほうを見る。 夕日が優しい光であたし達を包み込む。 空のように…。 「…役に立ってんじゃん。悠里。話を聞いてもらうだけでもみんなは十分助かってると思うけど?」