あたしの恋愛事情








教室からチラッと廊下の様子を見る。
…うゎ。大行列…。

これは午後も忙しそうだなぁ…。


おし!もうひと頑張りしますか!



気合いを入れて午後の部スタート☆





それからみんなの話を聞いて、聞いて、聞いて…。
それぞれ抱えている思いをたくさん聞いた。
中にはこんな子もいた。
友達も親もいるのに、自分は1人ぼっちだ…。って思ってしまう。あたしはすごく悲しくなった。

どうしてだろうね?
どうしてそう思ってしまうんだろうね?

あたしにも分からないけど…でも…前を向いてほしい。
人間は1人じゃ生きられない、弱い生き物だから。…だから人を頼って下さい。
大丈夫。貴方は1人じゃないから…。





「悠里♪次の子で最後だからね!頑張れー!!」





はっとした時には…一筋の涙が頬をつたっていたー…。




「…了解☆頑張るわ!」



あたしは涙がばれないように笑顔で言った。