あたしの恋愛事情







それは文化祭の準備の時。



俺らのクラスはメイド喫茶に決まった。


悠里のメイド姿…。
やべー…。ぜってー可愛いよなぁ…。




悠里のほうを見ると一人でニヤニヤしている。




ここでなにか言うのが俺なわけで。




「…なににやけてんだよ?…きもい。」




ほんとはこんなこと言いたくない。

でもどう話しかけていいかわかんねーんだ。怒るだろうな…悠里。



案の定…悠里は怒った。


「……うるさい!そんなこといいにきたの?!あたしのこと嫌いならもうほっといてよ!」