「かの〜ん?どしたの?」





少し心配になりながら聞いてみると歌音はニコッと笑いながら






「あたしは帰るね♪今から彼氏とデートなの♪♪」







「「………は?」」







空とあたしの声が見事に重なる。






「なによ〜!のろけてごめんね!じゃ、また学校でね♪悠里、お大事に☆」






「あっうん!ありがと。」




…はっ。しまった!ついノリで!!





と、思ったときにはすでに遅く。
歌音は優雅に去っていった。