―――『ごめんなさい』


僕はこの言葉しか言えない。


兄貴がいなくなってから9年間僕は毎日毎日同じ夢を見る―――

それはどうしてなんだろう?


僕だって死のうと思った。


だけど僕には出来なかった―――。