僕とあの子ともう1人



『じゃあ、

なんで兄貴を選んだんだよ』


僕は祢緒に怒鳴っていた。

怒鳴るつもりなんかなかったのに。


『兄貴には・・・

勝てないんだ、僕は・・・』

「・・・―――!?」


祢緒はびっくりしていた。


多分僕の口からこんな言葉が出ると思わなかったのだろう。


「ごめんね・・・

ほんとにごめんね・・・」


祢緒は僕に謝るばかり。