僕とあの子ともう1人





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「南虎、元気でね?

 あんなに苦しめてたんだなんて。
 
 気付かなくてごめんね。」


『いや…。』


「祢緒ちゃん、南虎を頼むよ。」 


「はい。」


「でも、学校辞めてよかったのかい?」


「お母さんもお父さんも許してくれました。」


「南虎の為にそこまでしてくれるなんて」


「いいえ、私がしたいと思ったからですよ。
 
 気にしないで下さい。」


『父さん、僕が誕生日になったら

 籍を入れるから。』


「そうだな、そうしなさい。」


『うん。』


「南虎、そろそろ行こう?」


『今までありがとう。
 
 兄貴の分まで頑張って生きるよ。』


「当たり前だ。」


父さんよあんな笑顔を見たのは初めてだった。


そして、僕等は家を後にした。