なんかつっかかる言い方するな…。

 「ちょっと、相田…。
  それは違くない?」

 「明は黙っててよ。」

…明は関係無いじゃん。

なんで明にそーゆーこと…。

 「…で?どうなの?」

あたしは席を立った。

 「ちょっと!」

 「…あたしは軽音部に正式に入部し
  たの。
  …これでいい?」

げ。勢いで言っちゃった。

 「亜緒っ…。」

 「ごめん、明。
  あたし授業受ける気分じゃない…。」

明があたしの手を取った。

 「一緒にサボるか!
  ね?」

 「そうだね。」

屋上のベンチに2人で腰かける。

 「…なんかゴメンね。
  明は関係ないのに。」

 「え?いいんだよ!
  なれてる。」