「じゃあ…行きます。」

教室がざわめき出す。

 「よっしゃ!
  じゃあ、4時に校門前集合で。」

完全に勧誘行為じゃないかな…これ。

てか…今日は練習しないのか、この人たちは。

 「え?コイツ来るの?」

 「あ、藤井君。」

やっぱ…あたしいたら迷惑だよね。

 「あ、やっぱり…。」

 「…もしかして、ソラ君言ってた
  のって…。」

 「そうそう!亜緒のこと!」

 「へぇ…。」

眠たそうだな…。

それ以前に…寝癖が気になるんだけど。

 「ま、いいんじゃない?
  俺には関係無いけどね。」

そんじゃ。と言って、藤井君はその場をあとにした。

 「んじゃ、またあとでね♪」

空雅君が手を振りながら帰っていく。

 「…宮野さんって軽音部とどんなカ
  ンケーなの?」