「ひっ…!!」

 「警察呼ぶぞ!!!!」

 「亜緒が死んでもいいならどうぞ?」

そう言って竜二が楽しそうに笑った。

 「…ふざけんなよ。」

 「ちょ、頼哉!!」

頼哉が竜二に近づいてく…。

やめてよ…。

何されるかわかんないのに…!!

声にならない叫びが体中を廻ってる…。

 「亜緒が俺と寄りもどすんなら、これ
  以上何もしない!」

やめてよ…。

何なの…これ。

気持ち悪い…。

 「テメェ、女々しいんだよ!」

 「っ…頼哉!!!」

…一瞬だった。

頼哉の左腕から血が流れ出した…。