『んなことないって。
  そろそろ寝るか。
  亜緒によろしくな。』

 「ああ、おやすみ。」

よろしく…だって。

結局、郁月も亜緒のこと入部させたいんじゃん。

強制はしないってことイコール入ってほしいんだよな?

皆、考えてることは同じか。

ヒナがどう言うか…。

アイツは他人に興味ないからな。

いつでも一匹狼って感じだし。

…まぁ、なんとかなるか。

 「…さっきのはズルイよな。」

『一緒にいる時間が増える』なんて…。

なんであんなこと言ったんだろう?

俺の本心?

…まさか。




ただ、亜緒の側にいたいだけ。

…だよな?