…なんでこんな展開に…。

 「勉強しなきゃ。」

明日は試験だよ…。

真耶について行かなければよかった…。

こんな目にあうなんて思ってなかったし。

 「あ、亜緒!」

今度は何…!?

 「うちの学校、編入試験っていっても
  面接しかないから。」

 「はい?」

初耳なんだけど。

 「ランクとか偏差値しか見ない学校だ
  し。
  だから、ソラみたいなのでも入れた
  ってわけ。」

 「ああ、なるほど。」

納得しちゃったけど…。

あたしの努力はなんだったわけ?

 「さっさと合格して、軽音部にで
  も入部してね。
  おやすみ。」

 「…おやすみ。」

やっぱりそう来るか…。

 「側にいてが言えなくて  
  君だけでいいなんて言えなくて…」

あの歌詞を呟いている自分に驚いた。

…もしかして、あたし…。

楽しんでた?