「亜緒、休憩とっていいって。」

 「はーい。」

あー。

…疲れた。

お腹もすいたし。

真瞬君のクラスの模擬店行こうかな?

 「ほら。
  腹減ってるだろ?」

 「…ソラ君。」

たこ焼き。

わざわざ買ってきてくれたんだ。

 「あ、ありがとね。」

 「別に。
  あ、チョコ1つ。
  亜緒が払うんで。」

てか、何さりげなくあたしにクレープ代払わせてんじゃん…。

 「ほら、300円!」

 「…マジでない…。」

溜め息まじりにそう言って、仕方なく300円を店番の子に渡した。