「ゴメン。
  こんな時間に。」

 「大丈夫…。」

しばらくの沈黙…。

やっぱ気まずい。

 「あの…さ。
  部活のときゴメン…。」

ソラ君の顔が赤い…。

ケンカのこと…

そして…キスのこと…。

思い出してあたしも赤くなる。

 「き、気にしてない。」

めっちゃ動揺してるよ、あたし…。

すっごい恥ずかしい…。

 「でもさ、傷ついただろ?
  好きでもないヤツにキスなんか
  されて。」

 「…っ。」

言葉が詰まった。

好きでもないヤツ…?

…あたしはソラ君が…。