作曲は真瞬君。

翡波の希望を元に真瞬君がアレンジしたんだって。

どっちかっていうと、編曲なのかも。

 「気に入るかはわかんねぇけど。」

曲が流れ出す。

曲調はバラードっぽいかな。

 「サビにいくまでに盛り上げていく
  感じにしてみたんだけど…。」

 「ああ、確かに。」

曲が進むにつれて曲調がアップテンポになっているのがわかった。

 「俺の予想通りの曲。」

 「マジ?
  サンキュ。」

楽器はピアノと翡波のギター、ドラム。

でも、あくまで翡波の曲だからドラムとピアノの音は控えめだった。

 「この曲調、好きだな。」

郁月君が冷蔵庫からアイスを出した。

 「マッシュ、才能あるんじゃね!?」