…ソラ君に会いたいってのもあるんだけど。

 「亜緒、どーする?  
  部活行くの?」

翡波は眠たそうだ。

 「…ん。
  あたしは行きたいかな。」

 「じゃ、俺も行くよ。
  真瞬君からメールあって、曲出来た
  って言うし。」

そういえば、真瞬君が作曲するって言ってたんだっけ?

 「曲って何!?
  作曲したの?」

 「別に何でもいいだろ?
  当日までのお楽しみだって。」

そのとき、ちょうどバス停に着いた。

 「あー、楽しかったね!!」

明が軽く伸びながら言った。

明は部活が忙しいから夏休み中はなかなか会えなさそうだ。

 「そーだな!
  またこうやって集まろうぜ!」

サトルには沢山勇気を貰った。

 「…じゃ、またな!」

あたし達は2人と別れて部室に向かった。