「あー、そっかぁ。
  じゃあ、予定ないとき
  に集まろうね!」

 「うん!
  連絡するよ。」

明はバイバイ!と元気よく手を振って教室を出て行った。

 「亜緒~。
  迎えに来た。」

クラスの女子の視線がいっきに集まるのがわかった。

…勘違いしないでほしい…。

 「はーい…。」

控えめな返事をしてソラ君のあとについていく。

朝、ソラ君が帰りに教室まで迎えに来るといってくれた。

なんでかはわからない。

聞いても教えてくれなかった。

 「…ねぇ、どこ行くの?」

 「んー、秘密☆」

…語尾に星をつけて言われるともっと気になる。

校舎から出て、そのままグラウンドの方に向かう。