あと一週間で夏休み。

唯は相変わらずで…まだソラ君のこと好きみたいだけど。

やっぱりソラ君が好きってことは言えない。

 「…で?どーする??」

今日は珍しく午前授業だったので、放課後に教室で夏休みの予定を立てていた。

 「カラオケとか?」

 「いつでもできるっしょ!」

なかなか決まらない。

 「…あ、キャンプしねぇ?」

翡波が口を開いた。

 「キャンプ?どこでだよ?」

サトルがそう聞き返す。

 「父さんの友達がキャンプ場経営
  してるんだよ。
  どう?」

キャンプかぁ…。

 「なんかキャンプとか小学生以来
  かも!
  楽しそうじゃん!」

明も乗り気だ。