「めったに部活来ないんだしいい
  じゃん?」

郁月君が先生をからかうようにして言った。

 「オレだって忙しいの!
  んで、結果は…。」

あたしは息をのんだ。

皆の表情はワクワクしてるようにもみえるし、緊張しているようにもみえる。

 「結構票が割れたんだけど…
  1位がゆずの栄光の架け橋。
  2位が嵐のhappiness。
  ちなみに10票差ね。」

 「よかったー。
  akbとか歌わされたら冗談じゃね
  ぇもん!」

ソラ君の発言に笑いが起こる。

確かに…それはそれで恥ずかしいかも。

 「まだ変わるかもしれないからなん
  とも言えないけど…。
  ま、いいんじゃね?」

瀬名はワクワクした表情でそう言った。

 「でも、間に合うかな…。」

 「なんとかなるって!」