明のさりげない心遣いにはいつも救われてる。

唯が悪魔なら明はあたしにとって天使みたいな存在。

あたしのことをよく知っててくれて、大好きな人。

 「それ以上はあたししか知らない
  こと…でしょ?」

 「…っ。」

唯の手紙が曲がりそうになる。

 「困ったことあったらいいなよ!
  亜緒ほど経験ないけど力になれ
  るんなら協力する。」

その優しさがあたしをまた弱くする。

明を頼ってしまう。

明のキラキラした笑顔はやっぱズルい。

 「ありがとね。ホント。」

 「お互い様じゃない?」

明ってわりとシャイなんだよね。

そんなところも可愛い。

あたしも…白黒つけなきゃ。