今日は三人が帰ってくる日。

なんとなく、ソラ君には会いたくないような。

結局、あの日以来唯とは顔をあわせていない。

お昼頃こっちに着くんだって。

 「亜緒、聞いた?
  真瞬君の家集合だって。」

 「あ、うん。」

翡波は作詞がそこそこ順調だといっていた。

そこそこってことは…どうなんだろう?

 「お土産楽しみだよね。」

 「明、そればっか!」

それ以外ないのかな…。

 「いいよなぁ、お前ら!」

サトルが話に入ってくる。

 「あ、そっか。
  サトルは帰宅部だからね。」

なるほどね。

お土産貰えないわけだ。

 「いいじゃん?
  来年行けるんだし。」