真瞬君が言い聞かせるようにそう言った。

 「わかった。」

 『そんじゃな。
  おやすみ。』
 
 「おやすみ。」

電話を切ると、なんか寂しい気持ちになった。

いつもは聴こえてくるドラムの音がしない。

こんなにここって静かだったっけ?

ソラ君の歌も聴けないし。

…なんで今ソラ君が?

関係無いじゃん。

♪~♪~…。

電話だ。

…ソラ君…!

 「ソラ君!?」

なんか自分…テンション上がってる?

 『おお!亜緒!
  なんか嬉しいことあった?』

 「え?特にないけど…?」