「なぁ、今日の部活さ。
  俺の家でやらない?」

昼休みに瀬名があたし達のクラスにやってきた。

 「え?なんで?」

真瞬君の家じゃダメなの?

 「だって、真瞬君いないのに…。 
  なんか気が引けない?」

 「ああ、確かに。」

ああ、そーゆーこと。

 「あたしは別にいいよ?
  でも、家の人大丈夫?」

 「大丈夫だよ。
  今日は出張で2人ともいない。」

 「んじゃ、そゆことで。」

またあとでと言う風に瀬名は購買の方へ走っていった。

 「宮野亜緒さん!」

この声…。

 「あ…。加藤君。」

まただよ…。

 「アンタ、しつこいんだけど。」