あれから一週間が経った…。らしい。

…なんかもうよくわかんない。

樹乃はいつも家に来てくれる。

…でも、話す気にはなれない。


あたしって本当はこんなに暗くて卑屈な人間だったんだ。

そう考えてみると生きてることさえ馬鹿馬鹿しく思えてきた。


今日もあたしの部屋には音楽がかかっている。

気休めってヤツなんだろうか?

やっぱりよくわからない。

結局は自分の為でしかない。

こんなあたし…生きているっていえるの?


 「死んじゃおうか…?」

♪~♪~…。

タイミングがいいんだか悪いんだか…。

ケータイが鳴る。

樹乃…かな?

 「え…?」

なんで…?

 「…はい?」