郁月君がボソッと呟いた。

 「いいじゃん!それ!!」

ソラ君が郁月君を指さして言う。

 「作曲はパソコンで俺が出来るし
  ね。」

真瞬君が頷く。

 「あとは…作詞だね。」

場が静まり返った。

 「…作詞、したい人~?」

シーン。

…誰もいない。

 「あの…俺、やってもいい?」

全員が一人のほうに目を向ける。

 「翡波…!?」

意外な人物だった。

 「翡波が…作詞ねぇ。
  いいんじゃない?
  俺は賛成。」

真瞬君がスティックを回して言った。

 「俺も。」