『エイムズ研究センター』
は、カリフォルニア州にあるアメリカ航空宇宙局（NASA）の研究施設である
2012年に起こった
『ロストエナジー』
そして、生まれて来た不思議な力を宿す子供達
その出現に世界は混乱を極めた
アメリカ合衆国はその研究に真っ先に乗り出した
その拠点となったのがエイムズ研究センターだった
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《お待ちしておりました。Mr.アマギ》
《……出迎え感謝します》
事務員らしき男性が妙に畏まった様子で天城に挨拶を述べる
それに勿論、英語で返していた
ペラペラと何事か話している天城を生徒は感心して見ていた
「ハァー、スゲーな天城」
「英語あんなに得意だったのね」
「天城先生はファーストチルドレンだ。当たり前じゃないか」
ヒソヒソと感心して話していたレオと頼良に斎藤は呆れたように言った
「だっていつもの天城を考えてみなさいよ。あんなにスマートに英語が話せると思う？」
「………失礼だぞ」
そうは言ったものの斎藤の返答には数瞬の間があった
今でこそキチンとスーツを着てはいるが、いつものよれて着くずした格好ではあまり優秀そうには見えない
