世界の片隅で。





あたしがいつも降ろしてもらう
とこまでついて車から降りる。



「ありがと、じゃあ」


「気をつけて」



それだけの会話を交わして
去っていく車を見送る。



寒いなぁ…。
心も体も。


独り言を呟きながら
あたしは学校までの
道のりを急いだ。