「テッテクニックって!
もう"そこ"までいっちゃったの?!」



赤面するるなに
真顔で対応する澄那。



その後、るなはからかわれながらも
ある者を発見して声をあげた。



「あっ吉村くん!」
「は?!どこ!」
「いるじゃん、ほら」
「とおっ!」



100mほど離れた青葉を見つけ
走り出したるな。



「いいね。一途っつーのは」



そんな、澄那の呟きに
気づくはずもなく。