「どっえっ」



目を大きく見開いて
動揺するるな。



「俺臆病だったけど気持ち
伝えるのが怖かったけど
今はお前に嫌われる方が怖い」



顔を赤めて、母親を求める
小さな子供のような目で
見つめながら言う青葉。



「すきだよ。……るな」



――吉村くん。すき。だいすき…



るなの目から涙が溢れ
笑顔がこぼれた。



――これからもずっと
ずっと大好きです。



――だから、来年も再来年も
10年後もこれから先も
一緒にいたい…。