吉村くんが横になった隣に
私も横になってみた。


――吉村くんの隣で
こうして一緒にいられる。



突然ゴロンと寝返りを打った
青葉の顔があまりに近過ぎて
ドキドキするるな。



――ほらね、私幸せなの。



心を落ち着かせようと
反対側を向き、ふと考える。



――だから…片思いで
いいんだよ。



自分に言い聞かせるように
流れる涙を拭いもせず…
るなも眠りについた。